12年10-12月ベスト

1 城山羊の会 / あの山の稜線が崩れてゆく
2 大人計画 / 生きちゃってどうすんだ
3 ハイバイ / 霊感少女ヒドミ
4 BATIK / おたる鳥をよぶ準備
5 珍しいキノコ舞踊団 / 動物の○
6 音楽劇 ファンファーレ(脚本・演出:柴幸男、音楽・演出:三浦康嗣、振付・演出:白神ももこ)
7 NODA・MAP / エッグ
8 ろりえ / 年末
9 DULL-COLORED POP / 完全版・人間失格 女バージョン
10 プロジェクト大山 / ホルスタイン
11 青年団+大阪大学ロボット演劇プロジェクト / アンドロイド版 三人姉妹
12 子供鉅人 / 幕末スープレックス
13 ヨーロッパ企画 / 月とスイートスポット
14 架空の劇団×渡辺源四郎商店 / 震災タクシー
15 ヒッキー・ソトニデテミターノ(作・演出:岩井秀人
16 競泳水着 / すべての夜は朝へと向かう
17 劇団鹿殺し / 田舎の侍
18 Q / 虫
19 青年団リンク水素74% / バラバラ姉妹に憐れみを
20 猫のホテル / 峠越えのチャンピオン

年末になれば暇になるのかと思いきや、そんなことなく忙しかった。おもうように狙ったものを観ることができず、不本意な3か月。しかし、大きな外れはなかったともいえる。トップは城山羊の最高傑作。あの父と娘の別れに笑い泣いた。キャスティングも最高だった。岩井秀人もすごかった。ヒッキーは戯曲が見事なのでパルコではなく小劇場でもう一度見てみたい。とくにキャストもハイバイでみたい気がした。ヒドミもハイバイ色は薄かったが、あの映像と語り口は名人芸の領域。それから、ことしの松尾スズキの舞台への取り組みはすごい。ふくすけ三演は失敗と思うが、独り芝居は素晴らしかった。そういえば、今年は独り芝居の当たり年だった。あとは、ダンス作品に良質のものが目立った。